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著者:Daniel Barkhuff and Skyler Lentz
翻訳:瓜生悠平(倉敷中央病院 救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
角結膜浮腫は,患者の視覚に障害を与えることがある.視力に影響を及ぼすことはなく,眼の掻痒を伴うこともある.これは通常,アレルゲンまたは軽度の化学刺激物が原因であるため,局所および全身の抗ヒスタミン薬が有用である.重症例では眼科でのフォローアップが考慮される.
 
キーワード
アレルギー性結膜炎
アレルギー反応
結膜水腫
結膜浮腫
浮腫
目のかゆみ
眼窩周囲浮腫

臨床像  
    患者は,自然に,または虫に咬まれたり何らかの刺激物に触れたりしてから24時間以内に現れた顔のゆがみやかゆみに不安をおぼえる.片眼または両眼がかゆくなることもある.患者が目をこすっていたかもしれないが,手の皮膚に反応が現れるずっと前に,アレルゲンや化学刺激物は眼窩周囲浮腫を引き起こすことがある(例:動物をなでてから目をこするという状況で起こる).
     
    びまん性結膜腫脹(結膜浮腫)はごく軽度のものから著明なものまであり,まぶたの下に張った感覚があるが充血はほとんどない(22.1).極端な例では,この結膜浮腫は大きな水っぽい泡のように見えることがあり(時計のグラスのような結膜浮腫),患者にとってはおそろしいことかもしれないが,まったく無害である.圧痛や痛みは最小限であるか,存在しないはずであるが,掻痒は時に強いこともある.皮膚の紅斑はほとんどまたはまったくなく,羞明,外眼運動を伴う痛み,発熱もない.視力は正常で,角膜上にフルオレセインの取り込みがなく,前房が透明である.
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