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著者:Daniel Wolfson and Nathaniel Moore
翻訳:大塚哲也(飯塚病院 集中治療科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
診察によって可逆性,不可逆性に分類される歯髄炎について説明する.治療の中心は疼痛コントロールであり,痛みのほとんどはNSAIDsとアセトアミノフェンの併用でコントロール可能である.難治性の痛みに対しては神経ブロックが有効であり,オピオイドの使用はよほどのことがない限り避けるべきである.蜂窩織炎や膿瘍形成がない限り,抗生物質が適応となることはない.
 
キーワード
う蝕
歯冠歯髄
歯腔
抜歯
歯痛
象牙質
ユージノール
不可逆性歯髄炎
チョウジ油
歯髄腔
歯髄炎
歯髄切断
可逆性歯髄炎
歯根管
歯髄

臨床像  
    患者は,鋭くズキズキとした痛みを訴える.痛みは臥位で増悪する傾向がある.患者自身が,痛む歯に空洞(う蝕)があることを自覚している場合も多い.初期には患部に熱を加えることで痛みが軽減し,冷やすことで痛みが増悪するが,病状が進行すると逆に,熱を加えることで痛みが増悪するのに対して,冷やすことで劇的な痛みの軽減が得られるようになる.口腔診察では,顔や歯肉の腫れを伴わない,歯の空洞や広範囲に及ぶ歯の歯科的修復が認められることがある.
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