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著者:Philip M. Buttaravoli and Kevin J. Brochu
翻訳:沢田孝平(宇治徳洲会病院 救急総合診療科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
咬傷は一般的な主訴であり,整容と機能のために傷の修復と感染のリスクとのバランスを必要とする.その概要を説明し,創傷を感染リスクの高いものと低いものに分ける要因について説明する.さらに,予防と治療の両方の観点から抗生物質レジメンについて説明する.
 
キーワード
動物咬傷
咬傷
ネコ咬傷
イヌ咬傷
けんかによる手の外傷
HIV曝露後予防
ヒト咬傷
哺乳類の咬傷
サルの咬傷
PEP(曝露後予防)
狂犬病曝露後予防

臨床像  
    通常,動物に噛まれた経験は自ら申し出るが,人間に噛まれた経験(けんか中に得られたもの等)は,否定されるか,直接質問して初めて説明される可能性が高い.咬傷全体の約60~80%がイヌによるもので,ネコ(20~30%)がこれに続く.都市部の医療センターでは,ヒトによる咬傷をより頻繁に目にすることがある(最大20%).米国では,動物による咬傷の件数は年間100万~200万件である(年間10万人当たり200件).
     
    咬傷は,擦過傷,裂傷,刺傷,軟部組織挫滅損傷,骨折や腱損傷,切断等の損傷を引き起こす可能性がある.患者は,受傷後すぐに新しい傷を負って受診するか,遅れて感染の痛みを伴う徴候が現れてから受診するかのどちらかである.
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