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著者:Mark Bisanzo and Kurt Eifling
翻訳:松本大賀(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
救急医療現場におけるヒアリ刺傷について,実用的な見地から説明する.
 
キーワード
アリ毒
ヒアリの刺傷
ヒアリ
ハチ目
輸入ヒアリ
複数の焼けるような刺傷
特徴的な膿疱
掻痒症
小さな丸い膿疱
トフシアリ属
無菌性膿疱

臨床像  
    通常,患者は焼けるような刺傷(いわゆるヒアリの火)を複数回にわたり経験しており,局所の腫れ,かゆみ,および/または痛みへの対応を求めている.刺された部位の最初の膨疹と発赤の出現から24時間後に,紅斑性の上に小さな(2 mm)無菌の丸い膿疱が形成される.これはヒアリ刺傷(図169.1図169.2)に特徴的な所見といってよい.これらの病変はしばしば集簇して発生する.時には大きな局所反応があり,四肢全体に広がることも珍しくない.以前に感作された患者に生じる全身反応は,ハチ目の刺傷で生じる反応と似ている(173章を参照).
     
    刺された部位の外観は時間とともに変化する.1週間以内に膿疱はしばしば破れ,小さな痂皮または表在性潰瘍を形成し,その後二次感染することがある.1ヵ月後には,目に見える小さな瘢痕が残る.
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