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著者:Katie M. Wells and Deborah Governale
翻訳:田中徳治(福井大学医学部附属病院 総合診療部)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
患者は,鼻出血が止まらないまま来院することが多い.詳細な病歴聴取,出血源の同定と止血処置を行う.血管収縮薬や麻酔薬,他には用手圧迫,化学薬品による焼灼,または詰め物が有効である.
 
キーワード
鼻出血
出血

臨床像  
    患者は,鼻からの出血が止まらないまま,あるいは鼻から喉に垂れ込んだ血液を吐き出しながら,救急外来や急患センターにやってくる.くしゃみ,鼻かみ,鼻ほじり等,軽度な外傷機転が確認できることもあれば,何もないこともある.止血が得られたとしても,それまでに出血が繰り返されたり,出血量が多かったりして心配してくることもある.ごくまれに,蘇生処置が必要なほど出血が激しいこともある.出血は鼻中隔の前面,Kiesselbach野,下鼻甲介の前端から発生することが多い.時として,特に後方からの鼻出血では,出血部位を特定できないことがある.本章では,蘇生処置を必要とせず,気道緊急を有さない鼻出血患者への処置について解説する.
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