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著者:Daniel Ackil and Nicholas J. Koch
翻訳:田口梓(湘南鎌倉総合病院 救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
急性期における嘔吐(食中毒および胃腸炎)の初期評価および管理について説明する.
 
キーワード
腹痛
急性胃炎
制吐薬
カンナビノイド嘔吐症候群
カンナビノイド誘発性嘔吐症候群
カプサイシン
化学毒素
シガトキシン
下痢
食中毒
胃腸炎
消化管の不調
ブドウ球菌の耐熱性毒素
吐き気
妊娠
補水液
スコンブロイド中毒
魚介類摂取症候群
嘔吐

臨床像  
    患者は通常,食後1~6時間で,重度の吐き気,嘔吐,むかつき,腹部痙攣のために医療機関を受診する.下痢がその後に起きることもある.患者は幅広い所見を呈する.徴候と症状は軽症から重症までさまざまである.軽度の吐き気,嘔吐,倦怠感,下痢から始まり,非常に具合が悪そうに見える状態(蒼白,発汗,頻脈,ふらつき,そしておそらく感覚異常)へと進行する.
     
    また,まわりで同じ食物を食べることで同様の症状を示す人もいる.しかし,身体診察はしばしば重篤なことはない.腹部の圧痛はごくわずかであり,限局するとすれば上腹部または腹直筋(嘔吐により緊張する)に圧痛を訴える.
     
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