著者:Katherine Dolbec and Joe Ravera
翻訳:加藤秀隆(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
概要
末節骨粗面(Tuft)骨折は多くの場合,指先の挫傷によって生じる.閉鎖性Tuft骨折は鎮痛薬のみで治療できる.疼痛管理には指ブロックと爪下血腫のドレナージを考慮する.開放性Tuft骨折では,鎮痛(たいてい指ブロック麻酔)後の創部観察と広範な洗浄が必要である.爪床の損傷は露出した骨を覆うように縫合すべきである.感染を防ぐには局所の創傷処置が最善であるが,著しい汚染がある場合は短期間の抗生物質投与を考慮する.通常,これらの骨折に副子固定は必要ない.
キーワード
大規模な洗浄
指尖部挫傷
指尖部骨折
指尖部副子固定
末節骨骨折
爪下血腫
末節骨粗面(Tuft)骨折