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著者:Philip M. Buttaravoli and Kevin J. Brochu
翻訳:塩住忠春(京都府立医科大学 救急医療学教室)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
挫傷は軽度の損傷から重大な合併症を引き起こすものまでさまざまである.この章では,診断,治療,介入について説明する.腸骨稜挫傷や大腿四頭筋挫傷等の特殊な状況について説明する.
 
キーワード
コンパートメント症候群
挫傷
血腫
腸骨稜挫傷
大腿四頭筋挫傷

臨床像  
    患者は転倒等の衝撃による鈍的外傷を受傷する.最初の疼痛は軽快しているが,3日たっても圧痛,腫脹,斑状出血が残り,受傷部を動かすと痛みがある.身体診察では,機能の低下はわずかであり,骨の圧痛,不安定性,軋音はない.
     
    挫傷は,局所の鈍的外傷によるびまん性毛細血管破裂を伴う軟部組織の損傷である.皮下組織に滲出した血液によりあざを生じる.血液は局所的な集合体を形成し,周囲の構造を圧迫することがある.
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