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著者:Laurel B. Plante and Stephen J. Skinner
翻訳:松窪将平(一宮西病院 総合救急部救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
性器単純ヘルペスウイルス感染症の症状,診断,管理について説明する.
 
キーワード
細胞培養
性器の痂皮
性器ヘルペス
性器病変
性器潰瘍
性器小水疱
単純ヘルペスウイルス
HSV直腸炎
HSV
HSV-1
HSV-2
核酸増幅法
PCR
ポリメラーゼ連鎖反応
一次感染
再発性感染
血清学的検査
性感染症
抑制療法
Tzanck試験
ウイルス培養

臨床像  
    患者は重度の性器痛で苦しみ,続いて外性器に有痛性の小水疱が発生し,潰瘍やびらんを生じることがある.あるいは,知覚異常やちょっとした性器病変を気にしているだけの場合もあれば,再発時の疼痛緩和を望んでいる場合もあり,二次感染や尿閉等の合併症を患っている場合もある.多くの場合,一次感染に伴い,発熱,倦怠感,筋肉痛,頭痛等の全身症状が伴う.
     
    性器のヘルペスは通常,紅斑性の基底部の上に小水疱の集簇化した典型的病変ではなく,小水疱が擦り切れたような(80.1,図80.2,図80.3)潰瘍の集塊のような病変として現れる.また,病変が消失しても性器に痂皮を形成することが少ない.病変は圧痛を伴うことがあり,感染性があるため手袋を着用して診察する必要がある.鼠径リンパ節は痛みを伴うことがあり,通常は両側性であり,融合性はない.
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