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著者:Laurel B. Plante and Stephen J. Skinner
翻訳:丹野翔五(一宮西病院 総合救急部救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
膀胱炎は下部尿路の表在性細菌感染症であり,頻度が高い起炎菌としてはブドウ球菌,大腸菌,腸球菌等が挙げられる.感染は尿試験紙により容易に診断されるが,これは汚染された検体と混同される可能性がある.単純性尿路感染症は,3日間の抗菌薬投与で治療できる.この際,培養検査は不要である.割礼を受けた男性,複数回の尿路感染症罹患歴を有する人,および小児患者については,速やかに泌尿器科医によるフォローアップを受けさせるべきである.
 
キーワード
クリーンキャッチ尿検体
膀胱炎
女性の前立腺炎
出血性膀胱炎
内尿道口周囲の排尿時痛
下部尿路感染症
傍尿道腺感染
小児尿路感染症
尿検査
頻尿
尿路感染症
尿意切迫
UTI

臨床像  
    患者(通常は女性)は,頻尿と尿意切迫感,内尿道口周囲の排尿時痛,恥骨上部の疼痛または不快感を訴える.一般に症状の発現は突然であり,多くの場合24時間以内に医療機関を受診する.膀胱に感染が成立するための外傷(性交)が先行することもあり,血尿(出血性膀胱炎)がみられることもある.通常,陰唇の炎症や,外尿道口周囲の排尿時痛,帯下(腟炎や子宮頸管炎を示唆する)はなく,発熱,悪寒,嘔気,側腹部痛,肋骨脊柱角の圧痛(上部尿路感染症[UTI]や腎盂腎炎を示唆する)も認めない.
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