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著者:Mark Bisanzo and Kurt Eifling
翻訳:宮岡慎一(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
救急医療におけるアレルギー性接触皮膚炎について説明する.
 
キーワード
アレルギー性接触皮膚炎
刺激性接触皮膚炎
職業性接触皮膚炎
光アレルギー反応
光接触皮膚炎
光毒性反応
植物性光皮膚炎
掻痒性発疹

臨床像  
    患者は,アレルゲンに曝露された皮膚に強いかゆみを伴う湿疹様の発疹を訴える.病変は小丘疹,小水疱や水疱からなり,それらが融合することもある.紅斑,浮腫,滲出液や痂皮形成を伴った炎症が生じることもある.病変は曝露部位に限局していることもあれば,重症例では曝露部位とは異なる部位に広がることもある.病変は皮膚が薄い部位(例:眼瞼[162.1],側頸,手背,性器)に生じやすく,角質層の厚い部位(手掌および足底)では生じにくい.この反応は遅延型過敏反応であるため,皮膚がアレルゲンに曝露されてから24~48時間,もしくはそれ以上経過してから掻痒や発疹が顕在化することがある.過去数週間以内まで遡って初めて曝露された物質が原因である可能性が高いが,長年使用してきた製品に反応する症例があることも知られている.
     
    アレルギー性接触皮膚炎(ACD)の特徴的な所見の1つは掻痒感である.そのため掻痒感がない場合はアレルギー性接触皮膚炎の診断をくだすことはできない.
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