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著者:Laurel B. Plante and Stephen J. Skinner
翻訳:丹野翔五(一宮西病院 総合救急部救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
尿道炎および子宮頸管炎は,性行為で伝播する微生物による一般的な疾患である.男性ではしばしば症候性であるが,女性では無症候性で診断が困難な場合がある.早期に治療すれば容易に完治できるが,未治療のまま放置すれば生殖機能に深刻な影響を及ぼす可能性があるため,まず本疾患を疑うことが重要で,治療閾値を低くしなければならない.
 
キーワード
子宮頸管炎
Chlamydia trachomatis
クラミジア
淋病
分泌物
播種性淋菌感染症
性交痛
排尿時痛
排尿困難
淋菌感染症
グラム陰性双球菌
月経間出血
粘液膿性分泌物
Mycoplasma genitalium
NAAT
淋菌
核酸増幅検査
核酸ハイブリダイゼーション検査
陰茎分泌物
性交後出血
掻痒症
化膿性分泌物
再発性持続性尿道炎
Reiter
性的パートナー
性感染症
STI
腟トリコモナス
トリコモナス症
尿道分泌物
尿道炎
帯下

臨床像  
    排尿時痛,尿道に沿った焼けるような不快感,尿道口のかゆみ,尿道分泌物を訴える男性.下着を汚染する大量の濃い黄緑色の分泌物は淋菌感染症の特徴であるが,より薄い粘液膿性または白色の少量の分泌物で症状が軽度のものはクラミジアの特徴である.これらの症状は一過性のこともある.
     
    女性の尿道炎は無症状の場合もあれば,膀胱炎や腟炎と区別がつかない場合もある.尿培養で低濃度の細菌を伴う尿路感染症(UTI)症状として現れることもあれば,外尿道口周囲に限局する圧痛として現れることもある.女性患者は,尿道分泌物と帯下を区別できないことがある.帯下の増加に加えて,子宮頸管炎を発症した女性は月経間出血,特に性交後の出血や性交痛,子宮頸部の脆弱性を呈することがある.
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