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著者:Daniel Wolfson and Nathaniel Moore
翻訳:福水希梨(東京都立小児医療センター 救命救命科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
歯の脱離,亜脱臼および脱臼損傷の診断と管理について概説する.脱離した乳歯は再移植するべきではない.脱離した永久歯はできるだけ早く再移植するべきである.
 
キーワード
歯槽骨骨折
脱離歯
乳歯
歯の挺出
歯の陥入
歯の脱臼
歯式図
歯の保存溶液
歯の亜脱臼
失われた歯
部分的脱離歯
歯根り
永久歯
再移植した歯
歯の脱離

臨床像  
    多くの場合に7~9歳の小児で口に直接外傷を受けた際,永久歯がソケットから完全に外れてしまっている場合(脱離)があり(43.1),これは歯は歯根まで損傷なく,歯槽骨に付着していた繊細な歯根膜がそこからぶら下がっている状態である.あるいは,歯は正常な解剖学的位置にとどまり単に緩んでいるだけの場合もあれば(亜脱臼),同じく解剖学的位置にとどまりながらも部分的に側方に移動している場合,部分的にソケットから飛び出ている場合,歯槽堤に陥入している場合もある(脱臼)(43.2).これらのように変形があり出血を伴う損傷は,痛々しく感じられることがあり,患者自身,両親,見るものに恐怖を抱かせることがある.
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