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著者:Daniel Wolfson and Nathaniel Moore
翻訳:福本綾香(熊本赤十字病院 救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
顎関節脱臼の診断と管理について概説する.患者は顎を閉じることができない状態で受診することがあるが,通常はあくびをしたり,笑ったり,大きな口を開けて食べ物を嚙んだり,顎に怪我を負ったりした後に起こるが,ジストニア様の薬物の副作用によっても起こりうる.非外傷性の場合は,関節周囲に筋痙攣が起こる前に整復を試みる.外傷性の場合は,整復を試みる前に骨折を除外する.脱臼の整復法についても説明する.
 
キーワード
両側顎関節脱臼
咽頭反射法
顎脱臼
シリンジテクニック
顎関節脱臼
TMJ脱臼
Wrist pivot法

臨床像  
    患者は顎を閉じることができない状態である.通常はあくびをしたり,笑ったり,大きな口を開けて食べ物を嚙んだり,顎に怪我を負ったりした後に起こるが,ジストニア様の薬物の副作用によっても起こりうる.患者は明瞭に発音することが困難となる.通常は軽度から中等度の不快感があるだけだが,耳介前方に強い疼痛を伴うこともある.耳介前方にくぼみが見られたり触知したりすることがあり,顎が前方に突き出ているように見えることがある(アンダーバイト).片側だけが脱臼している場合,下顎は傾いているように見え,患側の下顎骨が下がって見える.
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