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著者:Katie M. Wells and Deborah Governale
翻訳:岩村晃(福井大学医学部附属病院 救急部)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
咽頭異物を除去する方法,気道異物として紹介したり疑ったりするタイミングについて説明する.
 
キーワード
異物
除去
異物誤飲

臨床像  
    患者は喉に異物が詰まったような感覚を訴えることがある.受診時にも喉の違和感をおぼえていることがあり,特に嚥下時に(おそらく痛みを伴って)感じる.甲状軟骨の上方に異物感を正確に感じる場合もあれば(下咽頭に異物が存在する可能性を示唆している),胸骨上切痕部に漠然とした異物感を感じる場合もある(食道のどこにでも異物が存在する可能性を示唆している).
     
    入れ歯の人,特に総入れ歯の人は,口腔内の感覚が低下し,しっかりと咀嚼する能力が低下しているため,骨を飲み込む可能性が高くなる.魚骨は通常長いため,中咽頭,特に扁桃や扁桃柱によく引っかかる.魚骨は視認できる範囲であれば,多くの場合つまんで摘出することができる.
     
    気管気管支に詰まった異物は,通常,咳や喘鳴を引き起こす.異物による食道の閉塞は,流涎を生じ,患者が唾を飲み込めなくなる.食事を拒否する乳児やよだれを飲み込めない乳児は,異物の評価を受けるべきである.
     
    本章では,気道や食道に障害がない患者の治療について説明する.
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