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著者:Katherine Dolbec and Joe Ravera
翻訳:冨永聡(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
指捻挫または突き指は,ボールスポーツやその他の活動中に,指への直接打撃または過伸展によってしばしば発生する.X線写真を撮影して剝離骨折の合併を除外する必要がある.関節表面の30%を超える骨折はしばしば外科的固定を必要とする.不安定性をチェックするために靱帯の詳細な評価を行う.また正中索損傷のような腱損傷を見逃さないように詳細な腱の評価を行う.腱損傷または靱帯不安定性の懸念がある場合は,副子固定し,早急に手の外科への紹介を行う.それ以外の場合は,患者に鎮痛薬を投与し,早期の指の運動を促すべきである.
 
キーワード
剝離骨折
掌側手根板の剝離
ブトニエール変形
バディテーピング
正中索損傷
側副靱帯不安定性
指の損傷
指の捻挫
突き指
PIP関節捻挫
偽ボタン変形
中心索伸筋腱断裂

臨床像  
    スポーツ活動中または転倒中に,患者の指が詰まったり過伸展したりすると,痛みを伴う腫れが出現し,時に近位指節間(proximal interphalangeal:PIP)関節に出血斑が生じる.患者が最も心配するのは,指が骨折していることである.脱臼していた可能性があるが,患者またはバイスタンダーによって整復されていることがある(107章を参照).
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