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著者:Daniel Wolfson and Nathaniel Moore
翻訳:山岸雅人(奈良県総合医療センター 集中治療部)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
口腔粘膜の検査が正常であるものの痛みの明確な病因がはっきりせず,口腔粘膜の灼熱性疼痛を特徴とする慢性疾患である口腔内灼熱症候群について述べる.
 
キーワード
BMS
口腔灼熱感
口腔内灼熱症候群
舌灼熱感
カンジダ症
ドライマウス
舌痛症
口腔痛咽頭痛
口腔熱傷
口腔痛
舌痛症
口腔乾燥症

臨床像  
    患者は舌や口腔内の痛みを訴える.痛みの表現としては,灼熱様,チクチクする感じ,熱っぽさ,やけど様,しびれる感じ等さまざまだが,その痛みの程度は歯の痛みと似ている.知覚部位としては,舌前2/3と舌先が最も多いが,上部歯槽領域,口蓋,唇,下部歯槽領域まで及ぶこともある.口腔内灼熱症候群(BMS)は女性の方が男性の7倍罹患しやすく,特に中高年層(平均年齢60歳)で多いとされ,小児での報告はない.
     
    これには口腔乾燥症(ドライマウス.45.1),歯科疾患または義歯,地図状舌(45.2),平滑舌(45.3),カンジダ症(53を参照)等が関与している場合もあるが,見た目では痛みの原因がはっきりしない場合もある.真のBMSは口腔内痛と不快感を特徴とするが,正常に見える粘膜をもち,口腔痛に典型的な局所的または全身的症状をもたないものをいう.
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