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著者:Philip M. Buttaravoli and Kevin J. Brochu
翻訳:岡田信長(京都第一赤十字病院 救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
少し特殊な異物として伏針がある.これは,縫い針を踏みつけてしまったり,違法な静注薬の自己注射中に針を折ってしまったりすることで起きうる.ここでは伏針の除去について論じるが,除去中,医療従事者は自損しないように細心の注意を払う必要がある.
 
キーワード
伏針
異物除去
除去しようとする試みの制限
足底の針
垂直切開
X線写真撮影用マーカー
縫い針損傷
縫い糸
スキンマーカー

臨床像  
    伏針はどのような皮膚表面にも起こりうるが,カーペットの床を素足で歩いているときに患者が針を踏んでしまうことで起こることが多い.一般に,患者は最初に鋭い痛みを感じ,体重をかけたときの異物感を訴える.末梢神経障害のある患者は,遅れて受診することがある.刺入部にごく小さな刺し傷が見つかることがあり,しばしば針の一部が触知できる.時には針孔部分が先行して刺さり,刺入口から糸が垂れ下がっていることもある.
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