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著者:Mark Bisanzo and Kurt Eifling
翻訳:伊丹和喜(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
疣贅は特徴的な小さな黒い点(血栓化した毛細血管)を伴う過角化した皮膚病変である.さまざまな治療が可能で,自然に治癒することもある.
 
キーワード
尋常性疣贅
パピローマウイルス
足底疣贅
疣贅

臨床像  
    患者は一般的に,疣贅が痛みを伴う場合,部分的剝離がある場合,美容的に受け入れられない場合,その他不快になった場合等に医療機関を受診する.
     
    尋常性疣贅は,1つまたは複数のドーム状の過角化性疣状丘疹として手にみられるが,身体のどこにでも生じる.足底疣贅は足底に発生し,正常な皮膚線を妨げ,中足骨基部や踵部等の圧力がかかる部位に多く生じる.足底疣贅は疣状やカリフラワー状の外観ではなく,その周囲を厚い有痛性の角質が取り囲み,歩行を障害する.どちらのタイプの疣贅も,内部に黒い点があり,これは毛細血管が血栓化したもの(図186.1,図186.2)を表している.
     
    これらの病変はどの年齢でも出現する可能性があるが,一般的には小児および若年成人に発生する.その経過は非常に多様である.ほとんどは数週間~数ヵ月で自然に消失するが,その他は数年から生涯にわたり続くこともある.
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