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Part 4 > 第48章 歯痛,抜歯後歯槽骨炎(ドライソケット,感染ソケット,壊死ソケット,限局性骨炎)

著者:Daniel Wolfson and Nathaniel Moore
翻訳:米山雅章(奈良県総合医療センター救命救急センター 診療部)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
ドライソケットは治癒過程で血餅が消失し,限局性の炎症(歯槽骨炎)が組み合わさることによる病理学的変化によって生じる.ドライソケット治療の第1の目標は,正常な治癒が開始するまでの疼痛管理である.抗菌薬は慣例的に処方すべきではない.
 
キーワード
歯槽骨炎
抜歯
歯痛
ドライソケット
血餅
口臭
限局性骨炎
壊死ソケット
抜歯後
感染ソケット

臨床像  
    抜歯,特に智歯の抜歯から2~4日目に,鈍くズキズキする激しい痛みを自覚する.疼痛はしばしば耐え難く,持続し,耳,こめかみ,頸部に放散することがある.また,経口鎮痛薬では改善しない.嫌な味や臭い(口臭)を伴うことがある.また,局所の腫脹やリンパ節炎を伴うこともある.抜歯窩に血餅が付着せず,骨壁が露出しているために,少しの刺激でも激しい疼痛がある.
     
    治療しない場合,痛みは数週間から1ヵ月以上続くことがある.
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