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著者:Evie Marcolini and Matthew S. Siket
翻訳:須網和也(名古屋掖済会病院 救急科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
器質的疾患に起因する頭痛の警告徴候に注意して,一次性頭痛を急性管理するための複数の選択肢について説明する.
 
キーワード
群発頭痛
片頭痛
原発性頭痛
二次性頭痛
緊張性頭痛
片側性頭痛

臨床像  
    片頭痛は,最も障害を受ける神経疾患の1つであり,生涯有病率は,世界中で女性33%,男性13%である.3分の1の患者では前兆があり,視覚異常,手や口の感覚異常等,視覚現象や感覚現象で現れることがある.頭痛は通常中等度から重度で,羞明,聴覚過敏,頸部痛,吐き気,嘔吐,皮膚アロディニア等,他の症状を伴うことがある.疼痛部位は一般的に片側性で,性状は拍動性であり,動くと悪化し,1~24時間以上持続する.
     
    脳底型片頭痛は,完全に可逆性の構音障害,めまい,耳鳴り,聴力低下,複視,運動失調を伴うことがある.他の頭痛症と異なり,片頭痛は特に朝方,痛みで患者が覚醒することが多い.家族歴や患者自身が今までに同様の頭痛の経験があることもあり,発症年齢は10代から20代のことが多い.片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛等の一次性頭痛は良性であり,通常は再発性で,器質的疾患によるものではない.二次性頭痛は,副鼻腔炎からくも膜下出血に至るまで,さまざまな器質的疾患が原因で起こる.
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