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著者:Mark Bisanzo and Kurt Eifling
翻訳:大前奈菜(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
救急医療の現場でみられる膿痂疹について,実用的な見地から説明する.
 
キーワード
水疱性病変
感染力が強い
痂皮
膿痂疹
とびひ
非水疱性病変
小児皮膚科
二次性糸球体腎炎
ひどい皮疹

臨床像  
    患者は小児(どの年齢層でも起こりうるが,最も多くは2~5歳)で,ひどい皮疹が出たため,通常は保護者に連れられ受診する.病変は通常痛みを伴わないが,掻痒を伴うことがあり,顔面(図174.1)やその他の露出部に最も多く認められる.保護者は,小児が「とびひ」にかかったのではと心配していることがある.痂皮性膿痂疹の病変は,不規則な形態をしており,環状の赤い滲出性のびらん(ただれ)からなり,黄褐色の痂皮(図174.2)で覆われている.これらの周囲を取り囲んで,小さな紅斑,水疱等がみられることがある.水疱性病変(図174.3)は,大きな壁の薄い水疱となるが,すぐに破れ,紅斑の上に痂皮を形成する.複数の部位に病変が生じることがあり,水疱性と痂皮性の所見が混在することがある.周囲に紅斑は認められないことが多い.
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