Online eBook Library
著者:Mariah McNamara and Jessica Russell
翻訳:近藤貴士郎(国立病院機構名古屋医療センター 救急集中治療科)
監訳:渡瀬剛人(藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
 
概要
尖圭コンジローマ(Condylomata Acuminata)または性器疣贅は,HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染した結果であり,多くの場合無症状である.時に,患者はかゆみ,灼熱感,圧痛を訴える.外陰部や肛門だけでなく,子宮頸部や腟の粘膜にできることもある.治療には,患者が外用薬を塗布したり,医療機関が管理する外用薬を投与したりする他,除去のための処置も含まれる.無症候性の疣贅については,自然消失するまで経過を観察することができる.再発はよくみられる.
 
キーワード
尖圭コンジローマ
凍結療法
肉質疣贅
性器ヒトパピローマウイルス感染
性器疣贅
HPV
HPVワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)
パパニコロウ(Pap)
患者による治療
真珠様陰茎丘疹
医療従事者による治療
自己治療

臨床像  
    患者は会陰部のかゆみ,灼熱感,疼痛,圧痛を訴えることがあるが,特に子宮頸部や腟の病変では無症状であることが一般的である.外性器や肛門に特徴的な肉質の疣贅が認められる(87.1図87.2).病変は有茎性または広範性で,ピンク色から灰色の軟性の突出物を伴い,1つの基部から複数の乳頭が生じる.それらは群発または単発に発生し,もろくなることがある.外性器(すなわち,陰茎,外陰部,陰嚢,会陰部,肛門周囲の皮膚)に加えて,子宮頸部や腟,尿道,肛門,口腔およびその周囲にも尖圭コンジローマは発生することがある.
    閲覧にはご購入・ログインが必要となります。

    ご購入はこちら
    ログインする