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著者:Derek M. Kelly
翻訳:髙村和幸(福岡市立こども病院運動器センター),山口徹(福岡市立こども病院整形・脊椎外科),和田晃房(佐賀整肢学園こども発達医療センター)
編集:山口亮介(九州大学整形外科)
 
この章では,足および下肢の先天異常について述べる.股関節および骨盤の先天異常については第30章に,体幹および上肢の先天異常については第31章に記載されている.脊椎の先天異常については第43章第44章,手の先天異常については第80章で述べる.ここで述べる手術手技の多くは他の病態にも有用であり,他の章の参考文献にも記載されている.

足趾の異常  
    足趾の最も一般的な異常は多趾症であり,余剰趾の存在である.その他は合趾症(水かきのある足趾),巨趾症(足趾の肥大),および先天性の拘縮または変形である.これらの病気はいずれも手術が必要になることがある.足趾の先天異常に対して手術を考慮する場合,審美性,疼痛,および靴の適合性不良等いくつかの因子を考慮しなければならないが,足の全体的な長期機能が最も重要である.満足のいく臨床結果が得られれば,これらの問題はすべて改善されるはずである.
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