A.Salterの手技を改良したを使用する即時経腸骨延長術.三角形の移植骨片の替わりに,四角形または台形の移植骨片を使用する.移植骨片が大きくなるほど,延長は長くなる.B,寛骨臼形成不全と軽度の下肢不等.骨盤斜位から代償性脊柱側弯症が生じる.中央の図では,ブロックを短い下肢の下に配置している.これにより骨盤のバランスが保たれ,脊椎がまっすぐになるが,寛骨臼はさらに垂直になる.右の図では,大腿骨の寛骨臼の被覆を改善し,長さを得るために経腸骨延長術を実施した.C,台形の移植骨片を用いた経腸骨延長術.参照:テクニック29.44.