A,先天性に脛骨が後内側に弯曲した11歳女児.変形は自然に大きく矯正されるが,患児は脛骨が6 cmの短縮し,中央部が外弯変形している.B,2か所での脛骨延長術.下方の皮質骨切り術は骨幹中央の角状変形の頂点で行い,上方の皮質骨切り術は骨幹端のより近位で行った.適切に蝶番を配置して延長した後,より遠位の皮質骨切り術を行うことで,延長が可能になるだけでなく,外弯変形も矯正できる.C,固定具除去後の最終結果は間隙に良好な再生骨が示されている.この固定器で6 cm延長するのに4か月半を要した.近位腓骨骨切り術の早期骨癒合は,自発的に近位での腓骨骨端離開をもたらした.参照:テクニック29.46.