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著者:William M. Mihalko
翻訳:西谷江平(京都大学運動器機能再建学講座),中村伸一郎(京都大学運動器機能再建学講座)
編集:松田秀一(京都大学大学院医学研究科・整形外科)
 

内外反制動型人工関節  
    Constrained condylar knee (CCK)は,脛骨ポリエチレンインサートの中心ポストを大きくし,大腿骨コンポーネントの深いボックスの内側壁と外側壁で拘束するもので,PS型のデザインから発展した(. 7.9 ).この機構により,内外反の安定性が制御され,わずかな内外反のみが許容される.それ以外の点では,このタイプの人工関節はPSデザインとして機能し,ヒンジ型人工関節を必要とするような不安定性のある患者に使用される.過伸展を制動することができないため,過伸展変形には使用できない.当初はセメント固定用の髄内ステム付きの大腿骨コンポーネントと脛骨コンポーネントを用いるように設計されていたが,脛骨コンポーネントと大腿骨コンポーネントにモジュラー式の髄内ステムが付くようになり,プレスフィットまたはセメント固定できるデザインに発展した.
     
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