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著者:Keith D. Williams
翻訳:世木直喜(名古屋大学大学院医学系研究科・整形外科学)
編集:今釜史郎(名古屋大学大学院医学系研究科・整形外科学)

脊椎の感染症  
    脊椎感染症は比較的まれであるが,重篤な病態であり,骨髄炎の3~5%を占める.脊椎感染症は,その発症様式のため,診断および治療が遅れることがよくある.症状は漠然としており,診断を下すための特徴的な臨床徴候や確定的な臨床検査がない.脊椎感染症は,感染部位,感染経路,および感染病原体に基づいて異なる群に分類できる.位置は椎体,椎間板腔,傍脊椎領域,または硬膜外腔などである.感染経路は,血行性播種,近接伝播,または直接感染である.病原体は,最も一般的である黄色ブドウ球菌を含むグラム陽性菌,グラム陰性菌,真菌,または抗酸菌などである.
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