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Part 9 > Chapter 31 体幹と上肢の先天異常
キャンベル整形外科手術書 原著第14版(日本語版)
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はじめに
表紙
Copyright
Dedication
Contributors
Preface
監訳者序文
免責事項
Part 1
Chapter 1 手術手技
Chapter 2 整形外科における高度な画像診断
Part 2
Chapter 3 股関節形成術
Chapter 4 表面置換型人工股関節置換術
Chapter 5 股関節固定術
Chapter 6 若年成人における股関節痛と股関節温存手術
Part 3
Chapter 7 膝関節形成術
Chapter 8 膝関節固定術
Chapter 9 膝関節軟部組織処置と骨切り術
Part 4
Chapter 10 人工足関節全置換術
Chapter 11 足関節固定術
Part 5
Chapter 12 肩・肘関節の関節形成術
Chapter 13 肩と肘のサルベージ手術
Part 6
Chapter 14 切断術の一般原則
Chapter 15 足の切断
Chapter 16 下肢の切断
Chapter 17 大腿四頭筋切断術
Chapter 18 上肢の大切断
Chapter 19 手の切断
Part 7
Chapter 20 感染の一般原則
Chapter 21 骨髄炎
Chapter 22 感染性関節炎
Chapter 23 結核とその他まれな感染症
Part 8
Chapter 24 腫瘍の基本原則
Chapter 25 良性骨腫瘍と骨腫瘍に類似した非腫瘍性疾患
Chapter 26 良性/悪性骨腫瘍
Chapter 27 骨の悪性腫瘍
Chapter 28 軟部腫瘍
Part 9
Chapter 29 下肢の先天異常
Chapter 30 股関節・骨盤の先天性・発育性異常
Chapter 31 体幹と上肢の先天異常
ページトップ
先天性肩甲骨高位症(Sprengel変形)
Woodward手術
鎖骨の粉砕骨切り術
先天性斜頚
胸鎖乳突筋下端解離
胸鎖乳突筋上下端解離
先天性鎖骨偽関節
先天性鎖骨偽関節症に対する観血的整復および腸骨移植術
先天性橈骨頭脱臼
先天性橈骨偽関節
先天性尺骨偽関節
先天性橈尺骨癒合症
先天性橈尺骨癒合症に対する橈骨および尺骨の2段階矯正骨切り術
参考文献
補足参照
Chapter 32 骨軟骨症,骨端症,その他の諸症
Part 10
Chapter 33 脳性麻痺
Chapter 34 麻痺性疾患
Chapter 35 神経筋疾患
Part 11
Chapter 36 小児の骨折と脱臼
Part 12
Chapter 37 脊柱への解剖学的進入法
Chapter 38 頚椎の変性疾患
Chapter 39 胸椎および腰椎の変性疾患
Chapter 40 脊椎すべり症
Chapter 41 脊椎の骨折,脱臼,骨折-脱臼
Chapter 42 脊椎の感染症と腫瘍
Chapter 43 小児頚椎
Chapter 44 脊柱側弯症と脊柱後弯症
Part 13
Chapter 45 膝の外傷
Chapter 46 転倒・転落による肩・肘のけが
Chapter 47 反復性脱臼
Chapter 48 外傷性疾患
Part 14
Chapter 49 関節鏡の一般原則
Chapter 50 足部と足関節の関節鏡手術
Chapter 51 下肢の関節鏡
Chapter 52 上肢の関節鏡検査
Part 15
Chapter 53 骨折治療の一般原則
Chapter 54 下肢骨折
Chapter 55 股関節の骨折と脱臼
Chapter 56 股臼・骨盤骨折
Chapter 57 肩,腕,前腕の骨折
Chapter 58 骨折変形癒合
Chapter 59 骨折の遷延癒合と偽関節
Chapter 60 急性脱臼
Chapter 61 陳旧性脱臼
Part 16
Chapter 62 末梢神経損傷
Part 17
Chapter 63 マイクロサージャリー
Part 18
Chapter 64 基本的な手術手技と術後管理
Chapter 65 手の急性外傷
Chapter 66 屈伸筋腱損傷
Chapter 67 手と手関節の骨折,脱臼,靱帯損傷
Chapter 68 手と手首のレベルでの神経損傷
Chapter 69 手関節障害
Chapter 70 特殊な手の病気
Chapter 71 麻痺手
Chapter 72 手の脳性麻痺
Chapter 73 手関節炎
Chapter 74 コンパートメント症候群とVolkmann拘縮
Chapter 75 Dupuytren拘縮
Chapter 76 手首と手の狭窄性腱鞘炎
Chapter 77 手・前腕・肘の圧迫神経障害
Chapter 78 手の腫瘍および腫瘍類似疾患
Chapter 79 手の感染症
Chapter 80 手の先天異常
Part 19
Chapter 81 手術手技
Chapter 82 母趾の病気
Chapter 83 腱・筋膜の障害,思春期・成人期の扁平足
Chapter 84 小足指異常
Chapter 85 足の関節炎
Chapter 86 糖尿病足
Chapter 87 神経原性疾患
Chapter 88 爪の障害
Chapter 89 足の骨折と脱臼
Chapter 90 足首のスポーツ傷害
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著者:Benjamin M. Mauck
翻訳:山口徹(福岡市立こども病院整形・脊椎外科),髙村和幸(福岡市立こども病院運動器センター)
編集:山口亮介(九州大学整形外科)
この章では,先天性肩甲骨高位症,先天性斜頚,鎖骨,橈骨,尺骨の先天性偽関節について述べる.手の先天異常と前腕の先天異常については
第81章
で述べる.脊椎の先天性疾患については
第43章と第44章
で述べる.
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先天性肩甲骨高位症(Sprengel変形)
1863年にEulenbergにより最初に記述されたSprengel変形は,胸郭と関係した肩甲骨の先天性上方挙上として特徴付けられる.肩甲骨は一般的に低形成で変形している(
図31.1
).頚肋,肋骨奇形,頚椎奇形(Klippel-Feil症候群)等,他の先天異常を認めることもある.まれに,肩甲骨の筋肉が部分的または完全に欠損することもある.この変形の存在は,しばしば他の器官系の異常を示しうる.機能障害の重症度は,通常変形の重症度に関連する(
表31.1
).変形が軽度の場合,肩甲骨の位置はわずかに挙上するだけで,正常よりもわずかに小さく,その動きは軽度に制限される.しかし,変形が重度の場合,肩甲骨は非常に小さく,後頭部に触れるほど高くなることがある.患者の頭部はしばしば患側に偏位する.肩関節運動の主な制限は,肩甲胸郭運動の低下に続発する外転である.約半数の患者では,過剰な小骨である肩甲脊椎骨が存在する.これは強い筋膜鞘の中にある軟骨と骨の菱形状の板で,肩甲骨の上角から1つ以上の下位頚椎の棘突起,椎板,または横突起に伸びる.この異常を認識することは外科的管理に必須である.同様の骨構造が肩甲骨の内側縁から後頭に広がっていることも報告されている.時に,脊椎骨と肩甲骨の間によく発達した関節が見られる;線維組織のみによって肩甲骨に付着することもある.棘突起と肩甲骨の間の硬い骨隆起はまれである.
表31.1 Cavendish分類
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図31.1
図31.2
図31.3
図31.4
図31.5
図31.6
図31.7
図31.8
図31.9
図31.10
図31.11
図31.12
図31.13
図31.14
図31.15
図31.16
図31.17
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