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Part 12 > Chapter 43 小児頚椎
キャンベル整形外科手術書 原著第14版(日本語版)
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はじめに
表紙
Copyright
Dedication
Contributors
Preface
監訳者序文
免責事項
Part 1
Chapter 1 手術手技
Chapter 2 整形外科における高度な画像診断
Part 2
Chapter 3 股関節形成術
Chapter 4 表面置換型人工股関節置換術
Chapter 5 股関節固定術
Chapter 6 若年成人における股関節痛と股関節温存手術
Part 3
Chapter 7 膝関節形成術
Chapter 8 膝関節固定術
Chapter 9 膝関節軟部組織処置と骨切り術
Part 4
Chapter 10 人工足関節全置換術
Chapter 11 足関節固定術
Part 5
Chapter 12 肩・肘関節の関節形成術
Chapter 13 肩と肘のサルベージ手術
Part 6
Chapter 14 切断術の一般原則
Chapter 15 足の切断
Chapter 16 下肢の切断
Chapter 17 大腿四頭筋切断術
Chapter 18 上肢の大切断
Chapter 19 手の切断
Part 7
Chapter 20 感染の一般原則
Chapter 21 骨髄炎
Chapter 22 感染性関節炎
Chapter 23 結核とその他まれな感染症
Part 8
Chapter 24 腫瘍の基本原則
Chapter 25 良性骨腫瘍と骨腫瘍に類似した非腫瘍性疾患
Chapter 26 良性/悪性骨腫瘍
Chapter 27 骨の悪性腫瘍
Chapter 28 軟部腫瘍
Part 9
Chapter 29 下肢の先天異常
Chapter 30 股関節・骨盤の先天性・発育性異常
Chapter 31 体幹と上肢の先天異常
Chapter 32 骨軟骨症,骨端症,その他の諸症
Part 10
Chapter 33 脳性麻痺
Chapter 34 麻痺性疾患
Chapter 35 神経筋疾患
Part 11
Chapter 36 小児の骨折と脱臼
Part 12
Chapter 37 脊柱への解剖学的進入法
Chapter 38 頚椎の変性疾患
Chapter 39 胸椎および腰椎の変性疾患
Chapter 40 脊椎すべり症
Chapter 41 脊椎の骨折,脱臼,骨折-脱臼
Chapter 42 脊椎の感染症と腫瘍
Chapter 43 小児頚椎
ページトップ
正常な発生および成長・発達
歯突起 の異常
診断
X線所見
治療法
環軸椎固定
環軸椎後方固定
椎弓ワイヤーを用いた環軸椎後方固定
C1-2関節固定用スクリューおよびスクリューとロッドによる固定(Harms法)
C2椎弓スクリューを用いた固定
後頭骨頚椎固定術
後頭骨の外板を通るワイヤーを用いた後頭骨頚椎固定
内固定を伴わない後頭骨頚椎固定術
クロスワイヤリングを用いた後頭骨頚椎固定術
輪郭を合わせたロッドおよび分節ロッド固定を用いた後頭骨頚椎固定術
後頭骨プレート,スクリュー,およびロッド固定を用いた後頭骨頚椎固定術
経口的アプローチ
経口下顎骨分割および舌分割アプローチ
上顎亜全摘術
外側咽頭後アプローチ
前方後咽頭アプローチ
Haloデバイスの応用
合併症
頭蓋底陥入症
X線所見
治療法
環椎後頭骨癒合症
X線所見
治療法
特発性環椎後頭骨不安定性
Klippel-Feil症候群
関連する疾患
臨床所見
X線所見
治療法
C3-7の後方固定術
16ゲージワイヤーとねじ切りKirschnerワイヤーを用いたC3~C7の後方固定術
外側塊スクリュー固定による後方固定
外側塊スクリューとロッド固定による後方固定
肋骨切除術
環軸関節回旋亜脱臼
X線所見
治療法
Down症候群における頚椎不安定性
神経学的所見
X線所見
治療法
家族性頚椎形成不全
環椎の先天異常
Larsen症候群
頚椎後弯症に対する外側アプローチによる脊椎後方固定術
頚胸椎移行部への胸骨分割アプローチ
椎間板石灰化
参考文献
補足参照
Chapter 44 脊柱側弯症と脊柱後弯症
Part 13
Chapter 45 膝の外傷
Chapter 46 転倒・転落による肩・肘のけが
Chapter 47 反復性脱臼
Chapter 48 外傷性疾患
Part 14
Chapter 49 関節鏡の一般原則
Chapter 50 足部と足関節の関節鏡手術
Chapter 51 下肢の関節鏡
Chapter 52 上肢の関節鏡検査
Part 15
Chapter 53 骨折治療の一般原則
Chapter 54 下肢骨折
Chapter 55 股関節の骨折と脱臼
Chapter 56 股臼・骨盤骨折
Chapter 57 肩,腕,前腕の骨折
Chapter 58 骨折変形癒合
Chapter 59 骨折の遷延癒合と偽関節
Chapter 60 急性脱臼
Chapter 61 陳旧性脱臼
Part 16
Chapter 62 末梢神経損傷
Part 17
Chapter 63 マイクロサージャリー
Part 18
Chapter 64 基本的な手術手技と術後管理
Chapter 65 手の急性外傷
Chapter 66 屈伸筋腱損傷
Chapter 67 手と手関節の骨折,脱臼,靱帯損傷
Chapter 68 手と手首のレベルでの神経損傷
Chapter 69 手関節障害
Chapter 70 特殊な手の病気
Chapter 71 麻痺手
Chapter 72 手の脳性麻痺
Chapter 73 手関節炎
Chapter 74 コンパートメント症候群とVolkmann拘縮
Chapter 75 Dupuytren拘縮
Chapter 76 手首と手の狭窄性腱鞘炎
Chapter 77 手・前腕・肘の圧迫神経障害
Chapter 78 手の腫瘍および腫瘍類似疾患
Chapter 79 手の感染症
Chapter 80 手の先天異常
Part 19
Chapter 81 手術手技
Chapter 82 母趾の病気
Chapter 83 腱・筋膜の障害,思春期・成人期の扁平足
Chapter 84 小足指異常
Chapter 85 足の関節炎
Chapter 86 糖尿病足
Chapter 87 神経原性疾患
Chapter 88 爪の障害
Chapter 89 足の骨折と脱臼
Chapter 90 足首のスポーツ傷害
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著者:William C. Warner Jr.
翻訳:富田浩之(名古屋大学大学院医学系研究科・整形外科学)
編集:今釜史郎(名古屋大学大学院医学系研究科・整形外科学)
さまざまな疾患および先天奇形が小児頚椎に影響を及ぼし,不安定性または脊髄の侵害による神経学的障害のリスクを高める可能性がある.頚椎上部の奇形は1人の患者に複数みられるため,患者に1つの奇形がみられる場合は,他の奇形を探す必要がある.患者1人あたり平均3.4個の頚椎骨奇形が報告されている.
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正常な発生および成長・発達
脊椎のほとんどの疾患は,異常な成長および発達過程の結果である.これらの疾患を理解するためには,小児頚椎の正常な発生学,成長および発達の知識が必要である.脊椎の胚発生では,42~44対の体節(後頭部4個,頚椎8個,胸椎12個,腰椎5個,仙骨5個,尾骨8~10個)が脊索の両側の中胚葉から頭尾方向に形成される.それぞれの体節は,硬節または皮筋節に分化する.椎弓および椎体の前駆体である硬節は,神経管および脊索を囲むように胚の正中線に集まり,頭部と尾部に分離する.それぞれの硬節の頭部は,直接上の硬節の尾部と再結合し,最終的に脊椎を形成する.頚椎では,8対の胚性体節が7本の頚椎を形成し,第一頚椎硬節の頭部が後頭部の発生に寄与し,第八頚椎硬節の尾部がT1椎骨の形成に寄与する.
後頭頚椎接合部の形成機序は異なっており,より複雑である.最初の4つの脊椎硬節は融合して後頭部と後頭孔を形成する.第一頚椎硬節の頭部は半節のままで,最終的に後頭顆の一部と歯突起(前環突起)の先端になる.環椎は第一頚椎硬節と第四後頭硬節からの細胞寄与により形成される.しかし,他の硬節とは異なり,第一硬節の椎弓は椎体から分離してC1のリングとなり,上方の前環突起およびC2の椎体と融合して歯突起およびC2の椎体となる.このように,軸椎は第一頚椎硬節(歯突起の先端)の頭蓋半分,第二頚椎硬節,および歯突起の本体となる椎体からの細胞の寄与によって形成される.軸椎の下方部分は,第二頚椎硬節から形成される.
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