A，第一中足骨頭の関節面の外反に注意．B，中足骨近位骨切り術後の右足．種子骨スリングは脱臼したままであり，中足骨頭の関節面は外反位のままであり，中足趾節関節も外反位で適合している．第一中足骨の二重骨切り術（近位は関節面の内反矯正のため，遠位は外反矯正のため）と軟部組織の再調整が必要である．代わりに，第一中足趾節関節の関節固定術または遠位中足骨骨切り術（chevron）を施行してもよい．種子骨スリング機構を解剖学的に整復しなければ，遠位中足骨骨切り術は失敗するだろう．