上腕中央および遠位3分の1での橈骨神経の展開.A,皮膚切開は三角筋の後方縁から始まり,正中線上で遠位に,さらに外側および前方に伸び,腕橈骨筋と上腕筋の間に終わる.B,後方の皮弁がおこされ,牽引されている.皮切に合わせて深筋膜を切開する.点線は,上腕三頭筋長頭と外側頭の間切開線を示す.C,上腕三頭筋長頭と外側頭をよけると橈骨神経と伴走血管が展開される.橈骨神経は,三頭筋外側頭の下を通る点まで展開されている.D,上腕を外旋し,腕橈骨筋の近位端と腕橈骨筋の間を剥離し,上腕骨の前外側面に沿って橈骨神経を露出させる.E,点線は上腕三頭筋の外側頭を下にある骨から動かし,深部の橈骨神経を露出させるための切開線を示す.F,露出.参照:テクニック77.10.