Palmer,Dobyns,およびLinscheidによって記載された舟状月状骨解離の修復.A,橈側手根屈筋腱の位置を示す手関節の橈側面図.B,手関節背側から見た橈骨の背側リム突出部を切除したもの図は,橈骨舟状骨月状骨靱帯の断裂と舟状骨と月状骨の分離を示す.C,両図とも腱通過のための舟状骨と月状骨のトンネルを示す.まず,月状骨が橈側手根屈筋腱の半裂腱を月状骨に通す(掌側から背側へ),この際,Kirschner鋼線による月状骨から橈骨への安定化は,移植腱通過後に行われる.D,次に,移植腱を舟状骨に通す(背側から掌側).E,手根骨と橈骨は互いにわずかに過矯正した位置にする.舟状骨は,橈骨から舟状骨および有頭骨へKirschner鋼線を刺入することにより安定化する.F,手関節の掌側および側面図で,移植腱片はトンネル通過(掌側および関節内から関節外へ)し,縫合する.参照:テクニック69.45.