解剖学的1束前十字靱帯再建術.A,生理食塩水のバッグを手術台に固定し,膝の屈曲を保持する.B,脛骨ガイドの角度を大きくすることで骨孔長を長くすることができる.C,外側半月板の付着部と内側顆間隆起を指標とした脛骨孔作製.脛骨孔は内側顆間隆起の縁ぎりぎりで,外側半月板の前角付着部に対してわずかに前方の中心を置くべきである.D,脛骨ガイドワイヤーの設置には3つの指標,すなわち外側半月板の前角,内側顆間隆起の基部,および後十字靱帯を用いる.E,膝伸展時のグラフトのインピンジメントを防ぐために,脛骨孔は削った顆間窩の天井より後方に設置する.F,大腿骨骨孔の位置は関節面から約4~5 mm離れており,オーバーザトップの位置より2~3 mm前方に設置することに注意する.G,膝を100度以上に屈曲させ,ガイドワイヤーを中央のカニューラ越しに大腿骨孔に通す.ガイドワイヤーと誘導糸が直線であることを確認し,ガイドワイヤーにインターフェランススクリューを通す.その際,スクリューと骨プラグの間の角度がハの字ならないように注意する.H,グラフトを保護し,グラフトと平行にスクリューを刺入するためにカニューラを使用する.参照:テクニック51.16.