自家軟骨細胞の「サンドイッチ」移植手技.A,骨軟骨欠損または骨欠損.B,は,通常直径8 mmの高速バーを用いて,硬化した軟骨下骨をすべて切除し,正常な海綿骨を露出させる.移植部位への血液供給のために,Kirschner鋼線で母床を複数回ドリリングする.3 mmのバーを用いて軟骨下骨に溝を作製し,膜を固定する.膜は,移植した海綿骨を軽く圧迫してその上に接着し,ターニケットを開放して膝を完全に伸展させスペーサー用のパティで覆う.パティを除去し,乾燥させる.C,2枚目の表面の膜を縫合し,フィブリン糊で密封する.次いで,培養軟骨細胞を2つの膜で「サンドイッチ」,つまり2枚の膜の間に注入する.