Montgomery-Jobe法.A,関節窩の中央(3時の位置)で関節包を切開する.切開を関節窩頚部上で内側へ延長する.関節包に目印となるstay sutureを刺入し,関節窩接合位置に印を付ける.B,関節窩関節面に隣接する肩甲骨頚部でスーチャーアンカーのドリル孔の穿孔を開始し,関節面を避けて内側方向に向ける.頚部の露出には,鋭のHohmann鉤を上方および下部の頚部に沿って挿入し,関節包を牽引する(図示なし).C,スーチャーアンカーを準備した各ドリル穴に挿入する.縫合糸を牽引して固定する.アンカー内で縫合糸が確実にスライドするように個々の縫合糸を牽引する.D,新鮮化した頚部に関節包を近接させる.2~3本のスーチャーアンカーを用いて,下方関節包を肩甲骨頚部にしっかりと固定する.縫合糸を刺入する際に,助手がAllis鉗子を使用し,頚部に対して上方に関節包を前進させる.E,固定および下方向に関節包上方弁を前進させるため,上方と中央のスーチャーアンカーを使用する.F,結節縫合用の非吸収性縫合糸で関節包の重ね合わせ縫合を行う.過制動を防ぐため,閉創中は腕を45度外転および45度外旋で維持する.手術の注意点:スーチャーアンカーは,関節窩関節面の縁に,20度内側へ向けて挿入すべきである.参照:テクニック 47.5.