前腕の回外変形に対する上腕二頭筋腱のZancolliルート変更.A,1,背側皮膚切開(点線)は,遠位橈尺関節の関節包切開を必要とする場合,遠位側にaまで延長する.2,二頭筋腱および橈骨頭を露出するための前方切開.B,背側の筋肉を放射状によけることによる骨間膜の露出(本文を参照).C,bの線は,二頭筋腱に行われるZ形成切開を示す.骨間膜はaで分離されている.D,点cにおいて二頭筋腱をZ形成術で分割し,遠位部を橈骨頚部の内側にルート変更させ,腱の端を縫合している.腱を引っ張ると,矢印で示されるように前腕が回内する.参照:テクニック34.29.