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図27.20
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症例は83歳女性で,軽度の痛みと過去数年にわたり増大してきた大腿部腫瘤を主訴とした.A,膝の前後X線像では比較的目立った所見に乏しい.B~D,しかし,MRIでは,大きな周囲軟部組織腫瘤を伴う骨全体の大きな病変を呈する.これらの所見はリンパ腫に典型的である.MRIで比較的正常なX線像にもかかわらず大きな骨病変が認められた場合は,通常リンパ腫を考慮すべきである.

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