Foucherの母指化術.A,予定した皮膚切開線は,大きな背側皮弁と遠位茎にした掌側皮弁を作成し,これはよりみずかき状のひだを作りだす.B,中手骨骨頭は屈曲位に回転し,骨アンカーで中手骨底部に固定した.C,腱移行により再建母指はバランスが保たれる.内転は総指伸筋(EIC),第二掌側骨間筋(第二VI),母指内転筋(図示せず)によって行われ,外転は固有示指伸筋(EIP)と第一背側骨間筋(第一DI)によって行われる.D,再建母指と中指の間にみずかき状の間隙を作る皮弁縫合と橈側基部に環状瘢痕を予防するZ形成術.E~H術後3か月の再建母指.参照:テクニック19.19.