A,大腿内側回旋枝の関節包枝を温存して,大腿骨転子骨切りは中殿筋最後方の付着部の前方近位で終える.B,大腿骨転子断片を前方に移動させながら,小殿筋を関節包から剥離することにより,殿筋を梨状筋のレベルより上に露出させる.C,Z型関節包切開術を施行した.D,手術台の前側面上の無菌ドレープパウチに脚を入れ,円靱帯を切断しながら股関節を前方に脱臼する.E,関節唇は突出した寛骨臼から反転させる.F,過剰な骨を骨切りのみまたはドリルバーでトリミングし,可能であれば温存した関節唇を縫合糸アンカーで再付着させる.G,関節唇を縫合糸アンカーで再付着させる.H,ドリルバーはhead-neck junctionの再形成に用いられる.I,透明なプラスチック製スフェロメーターを用いて,大腿骨頭が非球面になる点を判定し,骨軟骨形成の程度をガイドすることができる.参照:テクニック6.1.